ニキビ治療について

ニキビ治療は数多く存在し、市販の薬や化粧品、わけのわからないものまで入れると星の数ほどあるのではないでしょうか？これは決め手となる治療が無かったからだと言えます。

しかしながら、現在では保険が効く薬で決め手となるような薬が出てきています。

⇒保険診療のニキビ治療についてはこちら

ですので、まずは、食事・化粧・洗顔方法・ヘアスタイル・生活スタイルなどの改善を心がけながら、保険診療の範囲内での治療を開始します。

どうしても保険診療の範囲内の治療でニキビの改善が見られない場合は、自費診療を試していくことになります。

▼活動性のニキビを治療するレーザー▼

脱毛用のレーザー、ジェントルレーズプロによるニキビ治療です。

ニキビ治療レーザーとしては日本では定番になりつつあります。通常は月に１回程度で、数回治療を行うと、かなりニキビが減りますので、当院では活動性ニキビのレーザー治療としてファーストチョイスにしています。

Venus Versa AC-Dualハンドピースは、紫外線領域の波長と赤外線領域の波長を積極的に利用し、紫外線による殺菌作用と、赤外線による抗炎症作用、さらに光治療による温熱作用により、活動性ニキビを効果的に減退させます。日本ではまだ導入数が少ないハンドピースですが、多くのニキビ治療機を導入してニキビ治療を専門にしているドクターからは、他の治療機に比べてもかなり効果が高いと評価を得ています。当院でもその評価を参考に導入を決定しました。

▼ニキビ跡の角栓・角質の治療▼

ヒアルロン酸+Vit.C乳酸ピーリングとエレクトロポレーションの組み合わせです。乳酸で角質を溶かした後、ビタミン類とペプチドをエレクトロポレーションで導入します。

▼ニキビ跡の赤みを治療するレーザー▼

MAX-Gは赤色にもよく反応する光治療器で、赤色のレーザーであるダイレーザーを保有していないクリニックでは血管腫の治療としても用いられるくらい治療効果の高いものです。当院にはダイレーザーであるVbeam Perfectaがありますので、血管腫の治療として使う事はほとんどありませんが、ニキビ跡の長引く赤みを治療するには非常に有用です。ニキビ跡の色素沈着にも反応するため、トータルの美肌治療として最初に選択していただくとよいと思います。

毛細血管拡張症や、血管腫などの治療に使われるレーザーです。赤色の治療に使われる数少ないレーザーの一つで、特にVbeam2、Vbeam Perfectaは赤色レーザーの現在の最高峰と言えると思います。

活動性のニキビにも効果がありますが、基本的にはニキビが治った後、なかなか治らない赤色のニキビ跡の治療に使う事が多いです。

▼ニキビ跡の凹凸を治療するレーザー▼

フラクショナルレーザーの中ではダウンタイムが短く、比較的受けて頂きやすい施術ですが、それでも効果の高いレーザーなので、かなりの痛み、灼熱感を伴います。翌日には見た目の腫れは引いていると思いますが、若干の皮膚の痛みはしばらく残存することが多いです。

かなりの痛みを伴いますので、施術にはあらかじめ麻酔クリームを塗ってきていただきます。

施術後は20-30分程度、冷却します。

全体に照射した後、クレーターを個別に上から治療を追加することができるので、効果はかなり高いと言えます。

ダウンタイムの長さは人による部分が大きく、期間の幅がありますが、軽めのフェイシャルの場合でも長い人だと2週間近く腫れを強く感じます。黒色の細かい点状のカサブタが、およそ1週間程度付着します。翌日から化粧は可能ですが、なかなか化粧では隠せないという人から、全く腫れも感じず効果のみを実感して軽く済む人もいます。

基本的にはニキビのクレーター治療の場合はかなり強めの設定で、更にクレーター部にポイントで強く当てますので、ダウンタイムはかなり長いと考えてください。治療周期も、3-6か月に1回程度で良いと思います。

治療にかなりの痛みを感じますので、麻酔クリームを塗ってきていただきます。

施術後は20-30分程度、冷却します。

▼顔の汗・脂の量を減らしてニキビを抑制する治療▼

たまにニキビが出来るのを何とかしたい、脂が多いのを何とかしたい、ついでに肌のハリも出したい、という、あまり活動性が高すぎないニキビの方への治療がおススメです。活動性がかなり高いニキビの場合は、他の治療をお勧めします。

ダウンタイムは当日程度で、針の出血点があっても、お化粧で隠すことができます。

多少、治療に痛みを感じますので、麻酔クリームを塗ってきていただきます。